高島屋は、私が個別株投資を始めるきっかけとなった、思い出深い銘柄です。
100株保有でしたが、分割されたので私は200株保有しています。
今回は個人的な思い入れに加え、決算から見える収益の仕組みや株主優待を整理します。
高島屋の収益源は「百貨店・商業施設・金融」
高島屋の柱は、国内外の百貨店での商品販売です。ただし、商業施設の運営による賃料収入や、クレジットカードなどの金融事業でも稼いでいます。
2026年3〜8月の営業利益は、
国内百貨店が約125億円
海外百貨店が約46億円
国内外の商業開発が合計約67億円
金融が約31億円でした。
百貨店以外にも利益の柱があることが、高島屋を理解するポイントです。
中間決算は本業が好調、配当予想も増額
2026年10月15日発表の中間決算では、営業収益が約2,441億円で前年同期比3.7%増、本業の稼ぎを示す営業利益は約275億円で16.4%増となりました。
国内客・訪日客の売上増加に加え、経費を抑える取り組みも増益につながっています。
一方、純利益は24.5%減。
主な理由は、前年に計上した不動産などの売却益の反動です。
最終利益は減っていても、本業の稼ぐ力は改善しています。
年間配当予想は、従来の1株40円から44円へ引き上げられました。

NISA口座で保有しているので配当が上がるのは嬉しい!
野村絢氏の大量保有と、その後の変化
2025年9月には、野村絢氏と共同保有者による5.32%の大量保有が明らかになりました。
保有目的には、投資に加え、状況に応じた経営陣への助言や重要提案も含まれていました。
ただし、その後は保有状況が変化。
2026年3月5日提出の変更報告書では、2月26日時点の野村氏個人の保有は0%と報告されています。
大量保有のニュースを見る際は、当初の取得だけでなく、その後の売却や保有比率の変化まで確認したいところです。



物言う株主=物言ってくれる株主が
大量保有するのは大賛成です。
株主優待は年2回、買い物が10%割引
毎年2月末・8月末の株主名簿に記録された100株以上の株主には、対象の買い物が10%割引になる優待カードが発行されます。
| 保有株数 | カード1回分の買い物限度額 |
|---|---|
| 100〜199株 | 15万円 |
| 200〜999株 | 30万円 |
| 1,000株以上 | 限度額なし |
限度額は「割引額」ではなく、割引対象となる買い物の本体価格の累計です。
カードは通常5月・11月に届き、有効期限はそれぞれ11月末・翌年5月末です。
食品も対象ですが、レストラン・喫茶、一部ブランド、専門店などは対象外。支払方法にも制限があります。また、高島屋各店の有料文化催には、カード提示で3名まで無料入場できます。



セール品がさらに10%オフされたり、商品券等との併用もできるし
使い勝手の良い優待カードです。


配当と優待を合わせた利回りは?
高島屋の特徴は、配当だけでなく、買い物の割引でも保有のメリットを受けられることです。
11月2日の終値を2,230円として、200株保有した場合を計算します。
| 項目 | 金額・利回り |
|---|---|
| 投資額:2,230円×200株 | 446,000円 |
| 年間配当予想:44円×200株 | 8,800円 |
| 配当利回り(税引前) | 約1.97% |
| 年間の優待割引額:最大3万円×年2回 | 最大60,000円相当 |
| 配当+優待の年間メリット | 最大68,800円相当 |
| 優待を使い切った場合の合計利回り | 約15.43% |
200株なら、優待カード1回につき本体価格累計30万円までの買い物が10%割引になります。
年2回、それぞれ限度額まで使えば、年間6万円相当の割引を受けられる計算です。
ただし、優待は現金で受け取るものではなく、対象商品の買い物に使う割引です。



高島屋を普段から利用する人ほど、実際のメリットが得やすい銘柄といえます。
株価の上昇を支える「利益の成長」に注目
私にとって、高島屋の株価上昇は、保有を続けるうえで安心材料になっています。
ただし、株価は上下するため、今後も上がり続けるとは限りません。
見ておきたいのは、百貨店の販売動向に加え、商業施設や金融事業が着実に利益を伸ばせるかどうかです。
思い出深い銘柄だからこそ、優待の使いやすさと業績の両方を確かめながら保有を考える。
高島屋は、その視点を持つきっかけにもなる銘柄です。
読んでいただきありがとうございました。
