マネーの学び・髙橋洋一著書「世界インフレ時代のお金の常識・非常識」

こんにちは。

故森永卓郎さんの「ザイム真理教」をはじめとした数々の著書を読んでいると
よく出てくるのが髙橋洋一氏。

この方は、財務省の元官僚で
財務省の実態をお話ししてくれる数少ない方。

本を多数出版されているということで
最新本を購入しました。

目次

バランスシート

私が日本株を買う材料にしている試算表ですが
国の借金が膨らんでいるという政府の発表についての見方を説明してくれました。

要は、日本の借金は問題ないレベルで
国が破綻するという状況にはないと解説されています。

これについては、私も感じることがあります。

税金は、実は何重にも加算されていると思うからです。

例:相続税
親が高収入で多くの資産を子供に残した場合
①収入で既に課税(所得税、住民税)
②相続する際に課税
同じお金が二重に課税されています。

ノーベル経済学賞の正式名称

アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞


ノーベルが遺贈した賞ではなく
スウェーデン国立銀行が設立した賞なのだそうです。

スウェーデン国立銀行

世界最初の中央銀行
※日本の中央銀行は、日銀(日本銀行)

1931年にスウェーデンを襲った世界恐慌の危機に対してインフレ目標を導入し
大恐慌からいち早く抜け出したことで有名。

当時の貨幣数量式
M(マネーストック) × V(流通速度) = P(価格) × Y(生産量)

※マネーストックは、経済全体に供給されている通貨の総量

日本経済新聞を読むとアホになる?

日経新聞を毎日欠かさず読んでいる読者としては
辛辣だなぁと思う一言。

その根拠は、森永さん著の本と同様に
忖度しているから、だそうです。

この意見については
一部の記事についてオーバーに言っているだけで
世の中の情勢を読むには良い新聞だと思います。

日本株の買い入れ情報を得ている点では
もう・・期待させないでよって時はあります。

たとえば日経新聞で大きく
「◯◯社、◯%増益!」
と大きく掲載された企業の株を保有していたとき
今日は「ストップ高かな?」なんてウキウキしていたら
とんでもない、逆にストップ安だったりなんてことはよくあります。
株価が織込済みで既に上がっていて
利益が予想より下回っていたから売られただけでした。

株をやっていない人からすると
企業業績が良くて安心する記事とも取れます。

日本の新聞は、購読料より広告料で稼いでいるのが明白で
日経新聞以外は広告だらけ。
記事があまりに少ないのです。
読者が少ないからかな〜・・
新聞ネタ知らない人多すぎるとは思います。
Yahooニュースネタの方が知っている人多いです。

無料記事と有料記事では
明白な違いがあるんですけどね・・・

ということで、アホにならないと思います。

インフレはマクロ経済、物価上昇はミクロ経済

物価は
「世の中で売られているモノの総量」と「世の中に出回っているお金の総量」のバランスで決まる

「お金の総量」が、「モノの総量」に対して
どれだけ多くなったか(インフレ)
どれだけ少なくなったか(デフレ)

私は、値上げ=インフレ
と考えていました。

難しいけどタメになる

髙橋洋一氏の本は初めて読みましたが
なかなか言えないことを書いた内容で
他の経済本と比べ物にならないほど、日本経済の実態に沿っています。
難しいと感じるのも当然で
世の中に、出回っている流れに批判的な内容ばかりだから、いちいち立ち止まるのです。

人は、楽な方、自分に都合が良い方へ進みやすいです。
確証バイアスがかかっている為です。
(自分が既に持っている信念や考え方を支持する情報のみを選び、反証する情報を無視してしまう傾向のこと)

難しいですが頑張って読みます。

読んでいただきありがとうございました

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