本日もお疲れ様です。
私の読書は、だいたい誰かに触発されたのがキッカケで選ぶことが多いです。
今回読んだ「女ぎらい」は
2018年に刊行された割と年数を経ている作品でした。
なぜ読んだかと言えば、この本を読んだ女性作家さんが
「考え方が一変した」というインタビュー記事を読んだからでした。
そんなに衝撃的な本なのかな?
感想は
衝撃的でした
ミソジニーとは
女性に対する憎悪や蔑視
男性が作り上げた女性像は、女性蔑視に繋がるなど
世の中の「正しい」と思われている風潮を否定している言葉です。
たとえば男性が「自分を立ててくれる女性」を好むのは
女性蔑視。
現代の対義語としては、ジェンダーレス(従来の女性像・男性像にとらわれない)
ミソジニーの考え方自体は広めたいですが
尖り過ぎている感は否めず、世に浸透しなかったのかな、とは感じます。
関連本「グロテスク」
桐野夏生さんの「グロテスク」
東電OLをモデルに描かれたと言われている作品で、「女ぎらい」でも2章に渡って
描かれていました。
東電OLは、1985年男女雇用機会均等法が成立して
女性が男性と同等に働く社会にしていく最初の女性総合職だったそうです。
お茶汲みが仕事だった女性。
東電OLは、お茶汲みも仕事も、そして家庭までも両立させなければならない
大変な立場でした。離職率も激しかったそうですが。
桐野夏生さんといえば「真珠とダイヤモンド」も読みました。
こちらは、バブル絶頂期と弾けてからを描いた作品でした。
「グロテスク」も「真珠とダイヤモンド」も決して後味の良い作品ではありませんでしたが
人間味が溢れていて、若い時ならば、きっと読めなかったであろう・こんな気持ちになることはなかったであろう内容でした。衝撃すぎて忘れられない本になっています。
関連映画「ずっと独身でいるつもり?」
「こじらせ女子」を流行らせらた雨宮まみさんの漫画を映像化したもの。
主演は、田中みな実さん。
ミソジニーが、これでもか!と出てくる内容でした。
MC役だった藤井隆さん以外の男性が
ミソジニーの対象として描かれていたように感じました。
まぁ・・そうはいっても多数派なんでしょうね。
ミソジニーに沿った生き方をしている人は
自分が我慢?して歩んだ道が正しいと思いたいから
相手に見えないプレッシャーを強要してしまう。
プレッシャーをかけられた方は辛くなる。
社会にいる限り離れられないとは思いますが
必ずある快適な空間に
私は身を置いていたいと願います。
読んでいただきありがとうございました
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