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今回は企業年金についての考えをupします。
きっかけは、ある記事を読んだことからでした。
iDeCo増額が歯止めになるか
急増中の「異形の企業年金」
(日本経済新聞 2025.9.2記事)
なぜ気になったかというと
夫の会社が最近企業年金を導入したからでした。
給与明細に突如あらわれた
ライフプラン手当
その額、〇万円。
会社からの資料を読むと、勤続年数により手当額が違っており
夫は勤続年数が長いので多くもらえるようでした。
そして、よくわからぬまま手取りが増えていました。
よくわからないのに、うまい話に
ずっと「?」を引きずっていました。
ようやく内容を理解できたので
記事にまとめます。
選択制企業年金とは
給与と一緒に支給される年金です。
総支給額に、ライフプラン手当が加算され
受け取った本人が、その手当をどうするか選択します。
1.企業型DCの掛け金にする
2.現金で受け取る
この二択から選びます。

1.企業型DCの掛け金にした場合
運用結果による年金になります。
2.現金で受け取る場合(2つ)
銀行で貯金しつづけたら、元本保証の年金代わりになります。
何も考えず使ってしまったら、お金はなくなります。※理解しておかないとこうなりそう!
メリット1(税金、社会保険料対象外)
給与明細の控除額が減っていく(将来的に)
・所得税
・住民税
・健康保険(40歳以上は介護保険も)
・厚生年金
・雇用保険
上記5つは、給与収入(額面)によって決まるのですが
ライフプラン手当は、この控除額に含まれません。

メリット2(節税)
所得税は、その年から減ります。
住民税は、翌年から減ります。
(前年の収入によって税額が決定するからです)
デメリット
給料日に支給される額は増えますが
額面は増えていません。
懸念されるのが給与手当をライフプラン手当に置き換えられている可能性。
収入(額面)が減ると、社会保険料の等級は下がりますので
天引きされる額が減り、手取りが増えます。
これによって起こることは
手取りの感覚と、等級に差が生じ、以下の支給に影響します。
〇年金
納める金額が少なくなるので
将来受け取る金額に影響します。
〇健康保険
傷病手当金などを申請した際
給付額に影響します。
〇失業保険
収入に応じて計算されるので
給付額に影響します。

デメリットのようでメリット
失業保険です。
失業保険は等級によって金額が決まります。
等級が下がると失業保険の給付減にも影響します。
しかし、失業保険が支給される年齢は64歳まで。
(65歳以上は高年齢求職者給付金)
65歳定年の時代
64歳で失業保険を受け取れる可能性は少ないのではないでしょうか。
給与が増えると、受け取れないであろう雇用保険(失業保険)の控除額も増えます。
そう考えるとデメリットのようでメリットに思えてきました。
わたしの父の話
高校卒業後新卒で入社した会社を延長雇用ののち退職。
年金受給開始済み。
失業保険の申請をしたところ年金を停止され、失業保険を辞退。
(詳しい年齢は覚えていません)
そもそも失業保険というのは
失業した方の生活費のための保険。
失業せずに定年まで勤めあげた方は
年金受給にすすみ
失業保険を受け取れる可能性が極めて少ない現実があります。

これまでの話
内容がよくわからなかったので
ライフプラン手当を生活費に充てていました。
今年は、ずいぶん昇給したんだね、と
かなりの楽観視をし、焼肉を食べに行きました。

私、お金の勉強をしているつもりでいたのですが
まだまだでした。
これからのプラン
夫の企業年金は「異形の企業年金」でした。
わたしがお金に目覚めたのも夫の会社のおかげです(詳しくは「このブログについて」)
今回もまた勉強をさせてもらいました。
夫は会社から説明を受けたそうですが理解には至っていませんでした。

年金や税金を理解するのって
ムズカシイです。
現在NISA積立枠を満額で夫婦揃って積立投資しているので
2027年に始まるであろうiDeCo増額のタイミングから充ててもよいのかなぁとも考えています。
AIに我が家の家計を相談してみたら
「もっと人生を楽しんだ方がいい」と貯蓄や投資に回しすぎな回答を受けたんです。
とはいっても、無防備になるとお金はすぐに消えてなくなります。
甘い言葉は注意します。
何事も根拠を知っておくことが大切だと思いました。


参考になりましたら幸いです。読んでいただきありがとうございました。
