本日もお疲れ様です。
もうすぐ年末年始です。
一年が経つのはあっという間です。
年始は必ず実家に帰省しているのですが
毎年必ず親がくれるものについて
思うところがあるのでお話しさせていただきたいと思います。
よろしかったら読んでいってください
毎年必ず親がくれるもの
それは、テイクアウト商品で頂ける割り箸です。
両親は、スーパーでお惣菜を買うのが大好きで
お箸いりますか?
はい、二つ
持ち帰った割り箸は使わずに
年始に子供にくれるわけです。
その数100本以上
使っても使っても終わりが見えず
消費しきるのは夏の終わり。
投資をする前の行動
投資をする前は、私も貰う派でした。
店員さんが忘れたときは損したくらいの気持ちでした
無料(タダ)なら貰わなきゃ!
投資をしてからの行動
貰わなくなりました。
環境に優しいバイオマス素材のお箸を使うようになりました。
割り箸自体を使わなくなったんです。
家で食事を作る時間がなかったり、たまには自炊じゃないものが食べたいときなどにテイクアウトしています。食べる場所は、ほぼ家。お箸はありますからね。
どうして無料(タダ)なのか?
企業のお客様への誠意と、販売促進かと。
あのお店は割り箸を無料でくれるから!
人数分くれるから!
意外とこれだけで、行きたくなるお店になるのかもしれません。
貰えるのが当たり前になりつつありますかね。
無料(タダ)じゃないんですよ!
真相は、無料ではないということです。
商売は、売上から経費を引いた利益を出すための鋭意努力でできています。
割り箸は経費に含まれます。
たかが割り箸、されど割り箸
無料の行き先
無料の割り箸は
商品の価格に反映されています。
無料の割り箸を配ってくれるお店は
閉店時間の一時間ほど前から、お弁当類を割り引いてくれますよね。
お客さん側
お弁当が安くなった上に、定価と同じサービスを受けられる
お店側
売上が減る
この連鎖が続くと、お店は利益が保てなくなります
影響の矛先1
一つ目は、値上げです。
安いものほど最初の値上げが分かりにくいものです。
500円だったものが550円になっても
そんなに値上げの痛みは感じないかと。
ただ、実質は10%も値上げされているんです。
10,000円だったら11,000円になるので
高い!となりますが、50円だったらどうでしょう。
二つ目は、コストカットです。
今までは国産だったものが、外国産の割安なものに置き換えられたりします。
価格は維持されますが、品質低下を招きます。
食品の場合、病気リスクが高まります。
三つ目は、人員整理(リストラ)です。
人手不足と騒がれていますが
それは一部の職種であり、代わりがすぐに見つかる職種は別です。
影響の矛先2
割り箸を断る人しかいなくなったら、のお話しです。
割り箸を作っている企業が、売上減になります。
飲食店ならば、割り箸業者さんだけですが
お弁当の割り箸だと、個装されているので個装部分を作っている業者さんもですね。
そうすると割り箸業者さんが
影響の矛先1になってしまうわけです。
価格の仕組みを考える
よく付加価値をつけて売られるものがありますが、その価値に見合った価格を考えることが大切です。
高ければ良いというのではなく
その価格の背景を考えること。
無料ならば、無料の理由を考えること。
手間暇掛けていたり、原材料を安全安心にしていたり、清潔な環境を維持する為に設備投資されている商品は高い傾向です。中には利益重視で価格が付いていたり、ネームバリューで価値より高くなっていることもあるので、日々の小さな買い物一つでも意識して買うことが大切に思います。
無料のものは、必要最小限に
カスタマーハラスメント同様
カスタマー(お客さん)のリテラシー向上が肝かと。
無料の目的は、得ではなく徳です。
老親に、「要らないよ」ということが出来ないのでこの記事を書いています。
本人たちは子供のためと思ってしてくれている行為ですが
私からすると、もうやめてほしい行為。
親子というのは、実に厄介な時があります。
私の気持ちはどうあれ
この行動によって元気でいてくれるならば否定しないのが吉。
とはいえ、またあの大量の割り箸に自宅の引き出しを占領され
捨てることもできず我慢して使うのは気が重いです。
読んでいただきありがとうございました