読書『全員カモ』・「幸福の資本論」橘玲解説

インパクトのある題名で
橘玲さんが携わっている本だったので予約したところ
早めに図書館で借りることが出来ました。

投資をしていると心理学を抑えておかないと
理論的には分かっていても
気づいたら感情的になって迷走しそうになるんです。

本の中でも投資をする際の心理に触れており
参考になる内容でした。

何冊読んでも迷走するんですけどね・・・

目次

ポンジ・スキーム

1919年ボストン
イタリア系移民 チャールズ・ポンジが

イタリアの郵便局では約1ドルの切手が
アメリカの郵便局では約2ドルの切手で販売されていることに注目し

イタリアから大量に切手を買い
アメリカで倍にして売ったことがきっかけ。

このスキームを売り込み、手数料収入を得ていたが
規模が大きくなりすぎ、顧客に約束していた運用益10%が支払えなくなった。

運用益10%は、新たな顧客から受け取った投資資金を充て
運用はしていなかったので、資金は底をついた。

高すぎる配当は、ポンジ・スキームの可能性があると
疑ったほうがよい、とのことでした。

無料セミナー・一対一の罠

これは、私がカモにされた経験談を含みます。

投資未経験のときに「無料セミナー」に参加しました。

1.生命保険編

〇〇証券の会議室で開催される、あたかも〇〇証券のセミナーかと思いきや
実態は、生命保険の勧誘でした。

〇〇証券は、場所を貸していただけで無関係。

詳細は割愛しますが
「セミナーでのご不明点等ございましたら個別に伺います」
後日予約して一対一の密室で、投資の説明は一切してもらえず
生命保険(個人年金保険)に加入してしまいました。

自分で投資を始めたら、必要ない生保だったので
元本割れしましたが途中解約しました

2.不動産投資編

商業施設の会議室で開催された家計見直しセミナー(無料)に参加しました。

家計見直しは、さらっと流して
不動産投資の魅力を延々と説明されました。

お土産に釣られて受講した気がします。

魅力を感じなかったので
カモにならずに済みました

ただより高いものはない

疑う心理の中で印象に残った言葉です。

金融の世界には
「無料のランチなどない(ただより高いものはない)」

うまい話には裏がある
などが想起される言葉。

だまされないために

収入、学歴、金融リテラシー、数学能力が低い人は
他のマーケティング活動にも弱い傾向がある

この文章が、私は一番の対策なのではないかと考えます。

金融リテラシーを磨くと必然的に収入、数学能力は上がるはずです。
なぜなら会社の役に立つ能力なので評価対象になると自分自身が感じているからです。
実際、金融リテラシーを磨いている人は希少です。

なので、だまされる以前に格差が広がっていくんじゃないかな~と思ったりもします。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺は、本物であるかのようなアドレスで
「パスワードが漏洩しています」

など、読んだ相手を不安や恐怖に陥れるメッセージを送り付け
優しく対応しながらパスワードを盗み、悪用する手口です。

相手にしない

私もフィッシングメール届きますが
ひたすら「報告」ボタンを押して二度と受信しないようにしています。

読んでいただきありがとうございました

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