2024年1月5日に刊行されたばかりの新刊を
珍しく図書館で借りることが出来ました。
著者の藤野英人さんは
かの有名な、ひふみ投信の創設者。
YouTubeで投資関連に出ていることもあり存じ上げてはいましたが
本を読んでみると身近に感じることができました。
最新の経済本なので、大変勉強になりました。
藤野英人さんとは
1966年生まれ、早稲田大学卒、野村アセットマネジメント入社
現在は、レオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役会長兼社長です。
投資教育にも注力されていて、数々の大学で講義もされています。
教える立場なだけあり、本は読みやすかったです。
インフレについて
最近の株高、値上げでインフレ突入へ着実に進んでいるわが国日本。
長引くデフレでは、お金の価値が下がらなかったので節約・貯金が
あたかも全うとされてきました。
しかしインフレでは、お金の価値は下がり、株式・不動産の価値が上がるので
それらを持ち合わせる富裕層に恩恵がある社会になっていく予想がされています。
なんとなく分かっていたことですが
この本を読むまで理解が及びませんでした。
金融知識の必要性
本の中でも「NISA」について触れていましたが
素晴らしい制度だと書いてありました。
私もそう思います。
損をしたくない、投資は悪、という考えで片づけてしまうより
なぜ「損をすることになってしまうのか?」くらいは知っておいたほうがよいと思います。
100円だって、1000円だって投資できる今の時代に何もしない人と
投資した人に格差が出来るのは必然かもしれません。
個別株投資の肯定
この本では、個別株投資を肯定してくれています。
私は日本の個別株が大好きなので、とても嬉しかったです。
藤野さんほどのプロになると
業績等からグループ分けして選別されていました。
私は、自分の好きな銘柄オンリーで前年比を中心に分析していたので
10年間の伸びもチェックしようと思いました。
生成AIについて
チャットGPTについて触れています。
どうやら、チャットGPTというのは
プラグインすればするほど使い勝手がよくなるようなのです。
どのプラグインを入れるかにより料金が異なり
高品質なプラグインを入れた分析をした会社が勝ちそうなのだとか。
そのためには、使いこなす必要があるわけです。
時代というのは変化に富んでいて
もうこの年齢だから・・・と放置していると足を掬われてしまいそうです。
AIに仕事を取られるのではなく
AIを使いこなす人に仕事を取られるようです。
最終章は、ひふみの営業
まぁ、そうなりますよね。
ひふみシリーズ売っているんですから。
読んでいただきありがとうございました